3回目のMEXICO TEXTILE

先月末にメキシコシティに行った一番の目的は、民芸品博物館(Museo Arte popular)でやっていた「MEXICO TEXTILE」という展示を見ることでした。2018年、2019年に引き続き、3回目の「MEXICO TEXTILE」の名を引っさげた展示でした。

2018年の第1回目はメキシコ各地の民族衣装と天然染料を紹介する展示で、その多様性と類似性を目の当たりにしてメキシコのテキスタイル文化の交わりと豊かさに感動しました。2019年の第2回目はサブタイトルが、sur/sureste ということで、メキシコの南の方、オアハカやチアパス地方の織りと染めを中心にした展示が印象深かったです。特に、コチニール、アニル(インディゴ染)、貝紫の染料にフィーチャーした展示で、普段なかなか見ることのできないいいものを見させてもらいました。

そして第3回目の今回は、サブタイトルが centro で、私が住んでいる地域をテーマに絞った展示だったので特に楽しみにしていました。

入り口からメキシコの天然染料で染められた糸が並んでいてワクワクします。

綿よりも前から、暮らしの中にあった植物繊維を使った編物。かごやござ、伝統的な帽子や蓑の他にも、何やらモダンな麦わらドレスが斬新でした。

そして、欧米文化とカトリックの影響が強くみられるのもこのエリアの特徴で、面白いです。宗教的なお祭り用の衣装、どれも力が入っていて、細やかできらびやかですごい。私も着てみたいと思いました。

個人的には、やはりタペテなど大きな織物が一番グッときました。大きな作品の繊細な手仕事が見事でした。

あと、アニル(インディゴ染料)で染めたotomi族のショールやマントが何点かあって、興味を惹かれました。アニルといえば、もっと南の方で生産され、使われているという印象があったのと、ショールなどにアニルの糸を使って織っているのを見たことがなかったので。20世紀半ば、メキシコ州周辺でotomi族の人によってアニルが使われていたというのは、新鮮な驚きでした。

多種多様な素材、テーマ、技法のテキスタイルがあって、本当に面白い展示でした。盛りだくさん。写真で振り返っても発見があるなぁ。これからもゆっくりじっくり余韻を味わいたいと思います。

今回知ったのですが、全4回シリーズとのことで、あと残り1回、今年後半か来年くらいにまた見られるのかな。次は何がテーマになるのか楽しみです。

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