アノ二ム・ギャラリーでの展示も残り約一週間になりました。
2020年はいつもとは違うリズムで織る日々でした。
糸の買い出し、縦糸の整経になかなか行けず、手持ちの糸で何とか出来るように、一旦ペースをちょっと緩めて織っていました。
その間は、本を読んだり、ギターの練習をしたり、庭いじりを楽しんだり、今までやろうやろうと思いつつ、忙しさを言い訳にできなかったことをすることで、心にも余裕が出来た気がします。
いつもだと、だいたい展示の予定が決まっていて、それを目指して一週間にこれくらい、みたいに自分にノルマを課しながら織っていくのですが、今年はどうなるのか先がよく読めない中、ひとまず、個展のこととかは忘れて、織りたいように織りたいものを織ってみようと思いました。サイズとかデザインとか気にせずに、好きなだけ時間をかけて、黙々と一枚を織ってみたかったのです。
自分なりのストーリーのあるデザインで、このストーリーも説明した方がいいのかなーと思いつつも、言葉にすると訳がわからない長い長いお話になりそうなので、見る方々それぞれに想像・創造していただけたら面白いかなと思います!
そんな風にしてできた3枚をタペストリー、タペテをもじって、「タペ・ストーリー」と呼んでいます。
アノ二ム・ギャラリーにて展示中ですので、ぜひ見て楽しんでいただけたらと思っています。
Tapetelana 手織り展
2020年11月6日(金)~12月1日(火)12:00~17:00 水・木定休日
アノ二ムギャラリー 〒391-0211 長野県茅野市湖東4278 ☎ 0266-75-1658