最近、素敵なお店を見つけました。
きのこ屋さんです。
サンミゲル生活で普通に手に入るきのこって限られていて、きのこについてあまり期待もなければ、深く考えたこともなかったのですが、このきのこ屋さんに出会って考えを改めました。
メキシコのオアハカ州やイダルゴ州など、各地から持ってこられた形も色も多種多様なきのこを売っているきのこ屋さん。
当たり前のことですが、それぞれの土地の恵みというものがあるのだなぁと、興奮・感動してしまいました。
今年は雨の到来が遅く、6月末まで本当に暑い日々が続いていましたが、最近は毎日のように雨が降っていて、過ごしやすい気温になってきました。
今、この時期がメキシコではきのこの旬なのだそうです。
真ん中のオレンジ色のきのこは Hongo langosta (ロブスターきのこ)
その手前のひだの様になっているきのこは Falda de señorita (セニョリータのスカート)
ネーミングがたまりません。
きのこ採りの達人という方の話で、きのこというのは自分が森の一部になった気がする時に見つかり始めるのだそうです。
森の動植物の死を苗床にして、生を広げてゆく菌。
植物でも、動物でもないまた別の世界。不思議な気になる存在です。
そのきのこからもまた別の命が芽吹いていました。ここにもまた小さな宇宙が!!
パスタとスープにしていただいたきのこは、どれもおいしく感動的でした。