緑と紫

緑と紫を合わせて織ってみました。

緑は、Guamúchil(メキシコ原産のマメ科の植物)で染めた黄色に藍を重ね染めした色。

紫は、Palo de brasil (蘇芳)で染めたピンクに藍を重ね染めした色。

この緑と紫の2色の中には Guamúchil の黄色と Palo de brasil のピンクと藍の青の3色が隠れているのが、なんだか面白いなぁと思って、こんなデザインで織ってみました。

緑や紫を染められる植物染料は希少で、とくに紫は、古代ローマなどの地中海沿岸地域やインカやマヤなどのアメリカ大陸の人々が染めていた貝紫の色や、中国や日本で染められていた紫草の根から染められる色がとても価値があったとのこと。

日本では、紫根で染められる「本紫」と区別して、蘇芳に藍を重ねたり、蘇芳の鉄媒染で得られる紫は「似紫(にせむらさき)」と呼ばれるそうです。

似せ(偽)といえども、私は蘇芳で染めたピンクに藍をかけて出てきた紫色を見た時に、あまりの鮮やかさに興奮し、そして色ってつくづく不思議だなぁと感動もしました。

色を通して見えてくる、植物、歴史、言葉、文化。面白いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA