ハチドリとすもも

工房で織っていたら、突然身近にバババババババっという音がして、びっくりして見たら、ハチドリが巣作り用に毛糸をついばみに来ていたのでした。

そういえば、と去年はうちの入り口にハチドリが巣を作って、二羽のヒナドリが巣立っていったことを思い出しました。

もう一年経ったのかぁ。

今年もどこかに巣を作っているのかな、と思っていたら、工房の近くにとても小さな、でもすごく立派な巣を見つけました。

ウールをふんだんに使った暖かそうな巣でした。

 

春に花が咲いてから、毎日心待ちにしていた玄関脇のすももの木も、今年は大きくて甘い実をたくさんつけました。

その実もいつの間にか全部なくなっていて、気がついたら過ぎ去っている時間を実感したのでした。

 

この7月は大変エモーショナルな一か月を過ごしていました。

3月から始めたギターの発表会があったり、毎年サンミゲルで開かれているグアナファト国際映画祭のお手伝いをしたり(今年は日本からたくさんゲストの方がいらしたのでした)、普段とは違う刺激的な毎日があって、縦横無尽に重なる時間の中で新しいことに出会ったり、懐かしいことを思い出したり。本当に楽しかった!

 

そんなふうに7月中は織物から離れてちょっとふわふわしていたのですが、また工房に戻って織り始めるとすっと根が生えていくような感覚がありました。ハチドリの羽音や、なくなっていたすももが気付かせてくれた、何気ない普段の日常が戻ってくる感じです。何気ない毎日を過ごせることも、しあわせなことだなと。

 

今年も個展を目指してまだまだ織らなくては。

今日も織ってきます!

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