ペルーの伝統織物の展示を見に行ってきました。圧倒されました。
ミチェル芸術ナショナルコンクールで受賞した作品で、現代作家さんの手による作品だそうです。
このような模様はメキシコのチアパス州で織られているものと、とてもよく似ているなと思いました。遠く離れた文化の結びつきを感じられてとても興味深かったです。
草木染めの美しさ、アルパカの毛色の豊かさがとても印象的でした。
これは全く染めていないアルパカの毛糸だけを使って織った作品だそうです。リャマの背に乗せる荷を包む布は、こんな風に織られるのだそうです。
ユーモラスさと素朴な感じの中にある繊細な表現が圧巻でした。
アンデス文化の先生、マリオ先生のお話を伺いながら拝見することが出来ました。
織物から読み取る、アンデスの季節、哲学や思想、習慣。
インカは文字を持たない文化だとよく言われますが、決してそうではないと、仰る言葉が強く響きました。
異なる文化、ことに深遠なアンデス文化を理解するには、深い知識とニュートラルな心を持たなければならない、と思いました。
セルバンテス文化センターで12月15日まで展示されています。